コラム

さくら労務コラム 2025年12月1日

第4回  「 面接は “ 選ぶ場 ” ではなく “ つながる場 ”」

─── 信頼を築くコミュニケーション設計

更新日:2025年12月1日

 

面接は、採用の合否を決める場 ── そう思っていませんか?
 
もちろん選考の場ではあります。
 

ですが、それ以上に『 つながりを築く場 』として捉えることで、採用の質は大きく変わります。

 

🌸条件ではなく “ 想い ” が ” 共感 ” を生む

求職者は、面接で会社の空気を感じ取ります。
質問の内容、話し方、表情、そして何より「 どんな話をしてくれるか 」。
条件だけでなく、会社の価値観や未来への想いが伝わることで、応募者の “ 共感 ” が生まれます。

 

🌸双方向の対話で、ミスマッチを防ぎ定着につながる面接へ

面接は、会社が 「 選ぶ 」 だけでなく、求職者も 「 選んでいる 」 時間です。
一方的な質問ではなく、対話を通じてお互いの理解を深めることが、ミスマッチを防ぎ、“ 定着 ” につながります。

 

🌸視点をそろえた面接で、会社への信頼を高める

面接官が複数いる場合は、事前に「 どんな視点で話すか 」を “ 共有 ” しておくことも大切です。
経営者の視点、現場の視点、それぞれがバラバラではなく、会社としての ” 一貫性 ” を持って伝えることが “ 信頼 ” につながります。

 

【 経営者への提案 】面接を “ つながり ” の場にするために

🌱 面接の冒頭で「 会社の未来 」や「 大切にしていること 」を語る時間を設ける

🌱 応募者に「 会社について気になること 」を自由に聞いてもらう時間をつくる

🌱 面接官同士で事前に役割分担と視点を共有する ⇒ 例:経営者はビジョン、現場は業務

🌱 面接後に「 この人と働きたいか? 」を社員と一緒に振り返る場を設ける

🌱 面接の最後に「 うちの会社に合うかどうか、ぜひご自身でも考えてみてください 」と伝える

 

 

 

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